夢をかなえるゾウ4/水野敬也
中年太りのおっさん像神様「ガネーシャ」の自己啓発本第4弾。
1年の余命宣告をうけた主人公。
絶望を感じながらも、本当はやりたかったこと、残される家族のために生きている間にできることをやろうと決意する。
残された家族が生活に困らないようにお金を残す。
ギネスに挑戦する。
家族で温泉旅行する。
etc........
実は本当に余命宣告を受けていたのは主人公ではなくその妻のほうであった。
その妻の「自分が死んでも主人公が大丈夫なようにしてほしい」という願いを叶えるために、
ガネーシャは主人公に対して様々な課題を与えていたということであった。
「夢をかなえるために努力する」方法として夢のかなえ方を学ぶ。
「夢に縛られる苦しみから解放される」ために夢の手放し方を学ぶ。
この二つを本書から学ぶことによって自由な人生を手に入れることができ、本書のテーマである「死を直視することが生を輝かせる」という内容について後悔しない人生を送るうえで助けになるといった内容になっています。
夢を手放すということはマイナスな事ではなく、人生を幸せなものにするため「夢をかなえる努力をする」とおなじように大切なことだということに気づかされます。
下記にそれぞれ
「夢をかなえるため」「夢を手放すため」に本書で課題とされていることと、
「人が死に際に後悔する事」のリストを記載しておきすので、詳しく知りたい内容がある場合は本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
●ガネーシャの教え
「夢をかなえるために」
・健康に良いことを始める
・死後に必要な手続きを調べる
・お金の心配がなかったらどんな仕事がしたいか夢想する
・大きな夢に向かう小さな一歩を今日踏み出す
・人に会ってわだかまりを解く
・死ぬまでにやりたいことリストを作る
・経験したことのないサービスを受ける
・節約を楽しむ
・思い切って仕事を休む
・自分の体に感謝する
・身近な人に感謝の言葉を伝える
・周囲の期待と違う行動をとる
・限界を感じた時もう一踏ん張りする
・両親の生い立ちを知る
「夢を手放すために」
・叶えてきた夢を思い出す
無いから苦しいんやない。奪われたから苦しいんや。
自分の価値を忘れてる人はおっても、価値がない人はおらへんのやで
ある夢にこだわって、実現しようと努力し続けるんは素敵な事やけど、その夢に縛られて不幸になってもうてるなら、手放さなあかん時もある
「あきらめる」と「受け入れる」は同じ意味の言葉
すべての人の目的は「幸せになること」であり、夢をかなえることは一つの手段にすぎない。
・他者の欠点を受け入れる姿勢を持つ
・見る場所を変える(欠点に隠れた長所を見る)
・相手の背景を想像する
・他人に完璧さを求めている自分に気づく
他人に完璧さを求めれば求めるほど、自分が完璧じゃないことに苦しめられる。逆に、他人に完璧さを求めへんようになれば、完璧じゃない自分を許せるようになる。ありのままの自分が肯定できるようになり、自分を苦しめていた偏見が消えていく。
・つながりを意識する時間を持つ
どこからが岩でどこからが石でどこからが砂なんか決められへんように、どこからどこまでが自分なんかは、はっきり決められへんねん。
・喜怒哀楽を表に出す
●死神の教え「人間が死に際に後悔する10のこと」
①本当にやりたいことをやらなかったこと
②健康を大切にしなかったこと
③仕事ばかりしていたこと
④会いたい人に会いに行かなかったこと
⑤学ぶべきことを学ばなかったこと
⑥人を赦さなかったこと
⑦人の意見に耳を貸さなかったこと
⑧人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
⑨死の準備をしておかなかったこと
⑩生きた証を残さなかったこと
+α自分の死後人に伝えたいメッセージを書く。