読書メモ

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仙人/芥川龍之介

権助という仙人になりたいという若者がおり、万(よろず)紹介所で「仙人になれる奉公先をおしえてくれ」と尋ねた。 「そんなものあるわけないじゃないか」という番頭に対して「万紹介というならばなんでも紹介できるはずじゃないのか? […]

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山月記/中島敦

天才な「李徴」とその友人「袁傪」。 李徴は退屈な役人の仕事では満足できず、詩人になることを目指すが失敗。その後復職するが友人の袁傪はすでに出世しており、プライドと羞恥心のため人と交わることができない李徴はそんな自分に苦し […]

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罪の声/塩田武士

京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それは日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者阿久津英士も、この未解決事 […]

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羅生門/芥川龍之介

荒廃した京都で主人から暇を出された下人は死体の集積場と化した羅生門で途方に暮れていた。 雨露をしのぐ為に羅生門の中に入った下人は生きていく為に盗人にでもなるしかないのかと葛藤していたところ、死体の山の中でうごめく老婆と出 […]

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人間失格/太宰治

太宰治の代表作「人間失格」 物語は第三者である「私」目線で書かれた「はしがき」と「あとがき」、主人公である「葉蔵」がかいた3つの手記の5部で構成されている。 はしがきでは主人公の「私」がみた葉蔵の3枚の写真についての語り […]

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ザ・コピーライティングー心の琴線にふれる言葉の法則/ジョン・ケープルズ

広告業界の聖書とまでよばれる書籍で、現在でも絶賛され続けている古典本。 メンタリストDaiGoが10倍の価格であっても買って手元に置いておくべき本と絶賛していた書籍でもある。 この本の中で筆者が言いたいことは 「とにかく […]

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舞踏会/芥川龍之介

名門令嬢の明子17歳。教養としてフランス語と舞踏が堪能で非常に美しい女性。 父親に連れられて初めて鹿鳴館での舞踏会に参加すると、その美しさから周囲がざわつく。 その中でフランスの海軍将校に誘われダンスを踊る。 バルコニー […]

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鼻/芥川龍之介

「内供」という鼻が馬鹿でかい高位の僧侶がいた。 粥を食べようとすると鼻が粥に浸ってしまうほどであり、弟子に木の板で鼻を持ち上げてもらいながら食する必要があるほど大きく、その鼻がコンプレックスであり人に笑われる自分の鼻につ […]

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蜘蛛の糸/芥川龍之介

カンダタという男が血の池地獄でもがいているのを見て助けてやりたい気持ちになったお釈迦様は、地獄のカンダタに向け天国へと続く蜘蛛の糸を一筋垂らした。 カンダタは生前強盗・殺人・放火など多くの罪を重ねていたが、道端の小さな蜘 […]

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ダンスダンスダンス/村上春樹

「羊をめぐる冒険」から4年、激しく雪の降りしきる札幌の街から「僕」の新しい冒険が始まる。奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら「僕」はその暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。(上巻裏表紙より) 失われた心の震えを回復 […]

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